【書評】禅脳思考 著:辻 秀一さん
総評
スラムダンク勝利学の著者としても知られている”辻 秀一”先生ということもあり、内容は非常に読みやすいものでした。普段の”心”という観点から、何事にもとらわれず、今ここに集中し、パフォーマンスを最大限に発揮する事ができるようになると感じました。
全体としては、非常に解りやすく”心の保ち方”について纏められていると感じました。
認知脳と禅脳思考の違いと、認知脳だけの限界について述べ非常に解りやすく述べられており、禅脳思考の可能性について知ることが出来ました。
私も普段坐禅を習慣化して行っているので、
“共感しやすい”部分が合ったのかもしれません。
認知脳と禅脳思考について
本書では、外側に向けて使う脳を「認知脳」、
自分の内側に向けて使う脳を「禅脳思考」と定義しています。
この、「認知脳」と「禅脳思考」をバイリンガル的に使うことで、
自分のパフォーマンスを最大限に発揮し、人生における”付加価値”を見出していくことだと、私は捉えました。
パフォーマンスを最大限に発揮させるためには
“全脳思考”とは、自分自身の”心”つまり、自身の内側にベクトルを向けることで、
ありのままの状態を受け入れ、”今”に集中することであると、筆者は述べています。
その裏付けとして、”ハワイ・フナの教え”や”ZEN GOLF”などを例に紹介しています。
その中で、自分自身にベクトルを向けて人間性を高めて行くことが、
パフォーマンスの質を変化させ結果的に高い結果をもたらすと記されています。
私自身、この考え方には非常に共感しており、その根本・元となる考え方は、
四書(大学・中庸・論語・孟子)であると考えています。。
なぜなら、様々な自己啓発の本を読む中で、結局は自己・人間力を高めて行くことが、
時代を通して普遍的なことであり、人生の執着点であると感じています。
こんな人にオススメ
- How to本に飽き飽きの方
- 心にストレスを感じている方
- ポジティブに考えようと考えすぎている方 等
最後までお読み頂き有難う御財増した。
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